130i (E87)は、M Sportと名乗っていることもあってか、ノーマル状態でも結構"良い音"がします。
私は走行距離8万キロ、7年落ちの中古で130iを購入しました(過去記事参照)が、
マフラーはすっかり育ちきっており、それなりの音を奏でていました。
今日はそんな、マフラーの話。
マフラー交換のきっかけ:純正マフラーがうるさすぎたから
シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒NAのエキゾーストサウンドは文字通り至高なのですが、少しうるさい。笑
高速道路で助手席の人が寝てしまった時や、
街中で加速するときなど、とっても気を遣うサウンドなのです。
130iのノーマルマフラーは、高音の乾いた音質です。3,500回転くらいから、クワァーーーーンと音が上がっていきます。
(ここだけの話、長距離高速を走ると結構耳が疲れます。)
通常は、純正マフラーの音量が物足りなくなってマフラー交換をする人が多いと思いますが、
私はノーマルマフラーの音が大きすぎてマフラーを交換するという、あまり類をみない真似をしてしまったのです。
音のデチューンだな…なんて考えていました。
マフラー選び
幸いなことに、130iには複数のマフラー選択肢があります。
輸入車だと選択肢が絞られていて、かつ値段が…なんてことはあるあるなので、これは本当にありがたいことです。良い車を買った。
いくつか候補を検討しましたので、ざっと紹介してみます。
BMW Performance
純正のアフターパーツです。
BMWの純正アフターパーツはその名の通り本当にパフォーマンスに振った商品を出していて、フィッティングも抜群のようです。
品質も間違いなく通常は価格も純正価格で、タワーバーなのに20万近くするものもあります。
ただ、マフラーは親切価格で14万円程。
見た目はテールパイプがカットオフされたような二本出し。
乾いた高音系の音質とのことで、純正マフラーの二の舞になることを恐れてこちらは避けました。
ちなみに、車検は怪しそうです。笑
↓メーカーサイトに飛びます。
ARQRAY (アーキュレー)
名前はかっこいいですが、日本のメーカーです。
誰もが知る国産マフラーメーカーと関係が深く、品質には定評のあるマフラーメーカーですね。
こちらはしっかり車検対応のマフラーです。
価格は20万円前後。
これも乾いた音質で、しっとり低音系が好きな私には合わなそうだったので見送りました。
LAPTORR
これ、爆音です。笑
個人的にはすごくそそられたのですが、奥さんに一瞬でバレそうだったのと結局耳が疲れそうでやめておきました。
価格は20万円程になります。
音量最優先で選ぶのなら、迷わずラプターでしょうね。
EISENMANN (アイゼンマン)
ドイツで1988年に創業し、ポルシェの純正部品も扱うなど、品質には定評があるマフラーです。
身の回りに装着している人がいるのですが、こちらも高音系の音質のため、華麗に断念しました。
Super Sprint (スーパースプリント)
真打、通称スパスプです。結論私はこれに決めました。
イタリアの老舗メーカーで、創業はなんと1955年。
しっかり車検対応で、イタリア製品らしく綺麗な低音を響かせます。
値段は24万円ほどしますが、テールエンドの見た目もとても綺麗な処理で、
イタリアの職人技を感じますね。(ドイツ車ですが。)
パワーループサイレンサーという名前の機構を採用しており、
車内の不快なこもり音の撲滅に一役買っているそうです。
(この機構の話を聞いて、これしかないと確信しました。)
ネット上のインプレッションをみても、購入当初は静かな音で換えたのかどうかわからないくらいだという口コミが多かったので、
奥様にバレずにいけるかと思いきや。乗って5秒でバレました。
わかる人にはわかるので、油断は禁物です。
しかし、「あれ?静かになった?」という珍しいバレ方をしたので
やはり選択は間違っていなかったのですね!
スパスプサウンドの虜になる
肝心な音についてですが、圧倒的に音質が良いです。
長距離高速道路に乗っても全く耳が疲れませんし、
アイドリングでは適度に重低音を響かせてとてもジェントルな雰囲気です。
静かすぎて魅力を感じない時の苦渋の褒め言葉として「ジェントル」と言う場合も多いですが、
このマフラーは本当の良い意味でジェントルな低音です。笑
純正マフラーだと3500回転あたりだった「音気持ちいいポイント」が、
SuperSprontマフラーだと3,000回転まで落ちます。
赤信号からの加速でも、普通に気持ち良い音を奏でてくれるので、
毎日のドライブが本当に楽しくなりますのでおすすめです。
ちなみに、先日お台場で開催されたBMW Familieのイベント内で
あの荒聖治選手もこの音を絶賛されてましたよ〜。
走行動画や経年での音の育ち方など、これから順を追ってレポートしていけたらと思います。
では!